作品名 レビュー&評価
鮫肌男と桃尻女
鮫肌男と桃尻女

 組の金を持ち逃げしたヤクザの男と、おじさんが経営するホテルで働く女の逃避行。彼らは追手から逃れ、どこへ行き着くのか…。
 これは洋画好きだった高校生の時に観て、一気に邦画好きにさせられたという人生を変えた映画といってもいい作品。
 なんといっても映像と音楽がカッコ良すぎる。そして登場人物のキャラクターも、脇役に至るまで秀逸!そのおかげで単なる逃避行映画より、2歩も3歩も上をいっている気がする。特に鶴見辰吾、我修院達也、寺島進が◎。岸辺一徳は別格。あと最高なのは、オープニングテーマでしょう!!今でも毎朝聴いてます!
 ユーモアもあるし、クール。でもちょっと心温まる物語。
                       
                            評価:★★★★★
東京ゾンビ プレミアム・オブ・ザ・デッド (限定生産)
東京ゾンビ プレミアム・オブ・ザ・デッド (限定生産)

 消火器工場に勤めるフジオとミツオは、寝ても覚めても柔術の練習に明け暮れている。そんなある日、本社から派遣されてきた社員と揉め事になり、殺してしまう。2人は東京にできたゴミの山「黒富士」に死体を捨てにいく。しかしその後、黒富士に捨てられた多くの死体はゾンビとなって復活し、やがて東京中ゾンビだらけになってしまう…。
 粗筋だけ聞くと、普通のB級っぽいでしょう。しかしこれは相当レベルの高い映画です。ホントです。まあ途中ゾンビと戦うシーンは限りなくB級に近いけども。
 笑いがあるのはジャケット見れば分かる通り。浅野忠信がアフロで哀川翔がハゲですから。しかし!笑いだけじゃない。ラストに描かれて初めて分かる愛の物語に、あっけにとられつつ心を打たれます。相当深い映画です!


                          評価:★★★★★
メゾン・ド・ヒミコ 特別版 (初回限定生産)
メゾン・ド・ヒミコ 特別版 (初回限定生産)

小さな会社の事務として働くサオリは、ある日自分を訪ねてきた男の誘いで、老人ホームの雑用のアルバイトを始める。そこはかつて自分と母親を捨てた、ゲイである父親が経営するゲイ専門の老人ホームだった。

公開したときから見に行きたかった映画。『ジョゼと虎と魚たち』でもコンビを組んでた犬童一心監督×渡辺あや脚本の作品です。
基本的に映像がきれいな映画で、特に、「メゾン・ド・ヒミコ」のロケーションが気に入った!なので2時間10分飽きずに見れる。
ストーリーは、というと、
もう最高でした!
しかし渡辺あやさんて人は『ジョゼと〜』でも思ったけど、とことん切なげな話を作る人やなあ。もちろんそこがいいわけだが。ところどころにとても印象的な台詞が出てくる。まあこれは良い悪いというか完成が近いかどうかの問題かもしれませんが。名台詞というのとは少し違うんですよねぇ。
オダギリジョーがサオリの父の恋人役で出とって、それも◎なんですが、自分としては柴咲コウがかなり◎!今までは、自分の中では、何てことない女優だった。しかしこれをみて、だいぶ印象変わったなあ。ルビイ役の歌澤寅右衛門と山崎役の青山吉良も見事なゲイっぷりで最高でした!
あと本物のゲイの方も出演しておられて、やっぱゲイっぷりに貫禄があった。そうそう。驚いたのは『運命じゃない人』『くりいむレモン』それぞれの主演の中村靖日、村石千春が出演していたこと。2つとも大好きな作品だけに、この2人にももっと色んな作品に出て欲しいもんです。


まあとにかく心情の機微を細かく描いた、緻密な作りで鳥肌が立つような台詞ではっとさせてくれる。
愛にあふれた一級品の映画です

                         評価:★★★★★
〈評価基準〉
★★★★★―観ないと人生の8割損する。
★★★★―自分的にはかなり◎。お勧めしたい。
★★★―まあまあ。暇なら観てみて。
★★―あまり良くなかった。観て少し後悔。
★―決して観てはいけない。